安全点検


老朽看板の事故が社会的な問題になっています


2015年に札幌市で発生した看板落下事故では、被害者が意識不明の重体となり、

責任者が業務上過失傷害罪に問われています。

最近でも、2021年に大分市で老朽看板が根元から折れ、被害者が一時意識不明の重体になるという事故がありました。

 

看板の老朽化は年々進んでおり、老朽看板による事故は今後ますます増加する可能性があります。


事故の第一責任者は看板オーナーです


看板の老朽化による事故が発生した場合、一義的には看板オーナーに「賠償責任」が発生することがあります(民法717条)。また、必要な管理を怠っていた場合、札幌市の事例のように事上の責任」を問われる可能性もあります。

 

しかしながら、必ずしも看板オーナーが管理に必要な専門的知識を有しているとは限りません。

このようなリスクを避けるためには、構造や電気等の専門的知識を有した者に「安全点検」をさせる必要があります。

安全点検は推奨ではなく「義務」です


都道府県や自治体の条例にて、屋外広告物には定期的な「安全点検義務」(多くの場合3年に1度)が定められています。特に、沿岸部や温泉地等の腐食が進みやすい地域は毎年、地震や台風等の自然災害後は都度点検が推奨されています。

 

このような点検を行わず事故が発生した場合、「賠償責任」「刑事上の責任」が問われる可能性があります。


こんな場合は要注意!


設置後10年を経過している

板の耐用年数目安は金属製で10~20年、それ以外は10年(屋外広告物点検基準)のため、

 直ちに安全点検をお勧めします。特に、木枠・鉄骨枠に穴が開いている、根元の錆が著しい場合はリスク高です

 

小規模な店舗看板のため屋外広告物許可申請を出していない

→申請の有無にかかわらず「安全点検義務」があります

 

屋外広告物許可申請を出しているが、写真撮影(目視)のみで触診点検をしていない

→目視で判断できるレベルの異常が起こる前に、触診により未然にリスクを回避することが望ましいです。

 特に、設置後10年を超えたものは多くの条例で触診が必須となっています。

美装社の安全点検


弊社では上記のようなのリスクを回避するため、目視・触診を中心とした安全点検業務を行っています。

料金は現場の場所、看板の規模・件数、高所作業車の有無、道路占有の有無等により変動します。

一度お話をお聞きした後、お見積させて頂きますので、お手数をお掛けし手申し訳ございませんが、

ページ下部のお問合せよりお進み頂き、電話・FAX又はお問合せフォームよりご連絡下さい。

 

※地域の商店・事務所から関東・東北エリアでのチェーン店・多店舗まで、幅広い実績がございます

安全点検後の申請・改修・修繕・撤去の見積及び施工も一貫して請負可能です


事業・企業イメージの維持・向上へ


都道府県・自治体の条例は、看板の安全面だけでなく、美観面でも規制を定めています。著しく汚染・退色した看板は景観や風致を損ねるだけでなく、広告主イメージの悪化にもつながります。定期的に看板の表示面を点検し、補修・改修することで、事業・企業イメージの維持・向上をはかりましょう。